ラング・ド・シャ
フランス語で 「猫の舌」という名の
サクサクと軽い 卵白で作るクッキーは
特に好物というわけではないけれど
あまり くびれさせないように焼いて
「やっぱり ちょっと違うよな」と
言いながら 一人でさくさくと食べる
ぼくの猫の舌は もっと柔らかくて
いつでも あたたかくて 力強かった
ぼくの腕や顔を 優しく前肢で押さえて
首をのばして 満足そうに舐め上げた
あの面倒くささと ひりひりした痛みを
「やっぱり ちょっと違うよな」と
ひとりきりで さくさくと食べる
そして最後はいつも 少し 塩味になる

サクサクと軽い 卵白で作るクッキーは
特に好物というわけではないけれど
あまり くびれさせないように焼いて
「やっぱり ちょっと違うよな」と
言いながら 一人でさくさくと食べる
ぼくの猫の舌は もっと柔らかくて
いつでも あたたかくて 力強かった
ぼくの腕や顔を 優しく前肢で押さえて
首をのばして 満足そうに舐め上げた
あの面倒くささと ひりひりした痛みを
「やっぱり ちょっと違うよな」と
ひとりきりで さくさくと食べる
そして最後はいつも 少し 塩味になる

